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もっとも優れた聞き手とは、賢い愚者を演じられる人間だ。

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「もっとも優れた聞き手とは、賢い愚者を演じられる人間だ。」  笹崎匠悟

小学生低学年の時は、足の速さが最も評価される。
中学に上がると、ちょっと悪っぽいか頭の良い人間が評価される。
そして、大学生~社会人で評価されるのがコミュニケーション能力だ。
むしろ、賢く生きていくためにはコミュニケーション能力が必要不可欠となる。

コミュニケーション能力において、もっとも重要なのは「話を聞く力」だ。
それは、ただ黙って話を聞いて、薄笑いを浮かべ返事をしていればいいわけではない。
相手に気持ちよく話をさせるまではいかなくとも、会話が途切れ気まずい思いをしたり、相手に不快感を与えない程度のスキル。

たわいもない話、例えば天気や時事ネタといった、いわば上辺だけの会話ともいわれるものでも短時間の会話ならイケるであろう。
まあ、それだけでは5分や10分が限界だろうが。

話し上手な方なら、自分の話やいくつかの鉄板とも言えるエピソードを持ち乗り切れるだろう。
だが、そんな武器を持たない人はどうするべきなのか?
簡単な話、自分が話し上手ではないと思うのなら、聞き手に回ればいいだけだ。

自分のフィールドではなく、相手のフィールドであくまでも受け身で会話の波に身を委ねればいい。
話下手な人でも、自分の好きなことや得意な分野においては饒舌になることが多いし、相手も気まずい沈黙は嫌だろうから。

人は表に出さなくとも、誰しもが自分を理解してほしい、自分の好きなものはみんなが好きであってほしいなどといった承認欲求を持っている。
そして、それが認められれば誰しも悪い気はしないはずだ。

自分の興味のないものや知らない分野のスピーチを5分間しろ!と言われれば多くの人は無理だと嘆き苦痛を感じるだろうが、大勢の前でなければ自分の好きなこと、興味のあることについてスピーチしろと言われれば大きな嫌悪感を感じることは少ない。

一般的にこのような場合当たり障りのないものから探り探り自分の話をし始める。
そこで重要になるのが聴く力だ。
もしも、自分が話し始めた時に相手が全くその話題に無知だったり、全く興味のない素振りならば、あなたは話を続けるだろうか?
いや、続ける勇気があるだろうか?

答えはNOである。
興味がなくとも、当たり障りのない反応や知らない話題でも興味のある素振りを聞き手がすることで話は続いていく。
それはそれでお互い苦痛ではないとは言い切れないが・・・。

では、想像してほしい。
自分がもしも好きなことや話したい話題を語るときどんな人に聞いてほしいか。
自分に共感してくれたり、自分と同じ意見を持っている人であれば最高であるがそんな人間はごく僅かだろう。
むしろ、辺り一面にそんな人間ばかりなら気持ち悪い。

それに聴く側としても常にそれを求められるのは辛いはずだ。
そんな世の中であるのなら、皆が間違いなく引きこもる。
人と話すハードルが高すぎるもの・・・。

では、次の場合はどうだろうか?

ケース1:相手がその話題や自分の話す内容に全く興味がないまたは、無知である。

興味がない素振りはもちろん、自分が話す内容について全くの無知であれば話すのが面倒になったり、一から説明するのが億劫になってしまうだろう。それに、聞き手にあまりいい印象を感じないだろう。
例えば、幼稚園児に今の日本の政治について話をするか?

ケース2:相手がその話題や自分の話す内容を自分よりも熟知している。

これはこれで、自分の話を得意げに話している優越感がない。または、自分の無知に恥ずかしさを感じてしまうだろう。
例えば、メジャーリーガーの前で自分の草野球の話をできるか?

では、どんな聞き手が良いかと言うと、最低限、話の腰を折らない程度あるいは、話し手が相手に知っているだろうと思い話している内容を持ち合わせつつ、話し手が優越感を感じられる相手である。
それがつまり「賢い愚者」なのである。


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