日々の名残り~The Remains of the Days~

シロとクロとシロ

以前書いた「デュランタの咲く庭」を加筆、改変しました。
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1.「吾輩は犬である。」
クロさんが言っていたが、動物が自分の事を語り始めるときは最初に「吾輩は」と名乗らなければならないらしい。
そういえば、じいちゃんが手紙を書くとき、「ハイケイ」というのを毎回つけなくては、いけなくて漢字が思い出せず面倒だと言っていたがそれと同じようなものなのだろうか?
クロさんとは、この辺りの近所のことはもちろん、なんだって知っている博学な黒猫だ。
僕がこのうちに来て右も左もわからない状態だったときに僕の家の塀に突然現れ、無知な僕にたくさんの事を教えてくれた。
「俺は昔100万回生きた猫と呼ばれていた」や「昔は魔女とコンビを組んで宅急便をしていた。見てみろシロ!あのトラックの黒猫は俺がモデルなんだぜ。」と時折嘘か本当か無知な僕にはわからないことを言ったりもしている。
その話は、半信半疑だが、僕はクロさんを尊敬している。
クロさんが僕の飼い主をご主人と呼ぶのがカッコよくて僕も真似してみたがどうしても「ごすずん」となるのが最近の悩みだ。

一日中、家の庭にいる僕と違って自由気ままなクロさんはどこにでも出かけてi行き、その話を僕に聞かせてくれる。
それが羨ましく思うこともあるけれど、昔の事を思い出すと今が幸せでこの幸せを手放してまで自由はいらないと思うのが本心だ。
僕の前のごすずんは、年配の夫婦だった。
冬になると雪の降る街で優しいごごすずんと毎日穏やかで幸せに暮らしていた。
子供たちが皆、都会に行ってしまい取り残された二人は近所のコンビニの前に捨てられ保健所に行くところだった僕を引き取り息子のように可愛がってくれた。
僕は、初めて自分の居場所ができたと思った。
そして、この幸せがいつまでも続くと思っていた。
だが、ある日その幸せな日々は一瞬で消え去った。
震災で、ごすずんと離れ離れになり、僕は一人で一変してしまった住み慣れたはずの街をじいちゃんばあちゃんと呼びながら彷徨った。
辺りには、たくさんの匂いが入り混じり、道は塞がれいつものように匂いで自分の家の方向に向かうことができない。
それでもようやく帰るべき家のあった場所に辿り着いた。
だが、家のあった場所はがれきに塞がれ跡形もなくなっていた。
僕はまた自分の居場所を失ってしまった。
そんなときにボランティアに来ていた今のごすずんに出会った。
そして、僕はこの雪の降らない街にやってきた。

2.この街に来て、数か月が経った。今頃僕の生まれた街では、もう雪が積もっている頃だろう。
僕と同じ色をした雪が僕は好きだ。
雪が降るとよく庭を駆け回った。それを笑顔で見つめるじいちゃんばあちゃんの姿が今でもはっきりと記憶に残っている。
近所に犬を飼っている家がないらしく、物珍しいのか、近所の子供たちやお年寄りはよく僕の真っ白な体ををなでたり、なにか食べ物をくれたりする。
特にクロさんと一緒にいるときは白黒で並んでいるせいか学生たちがカメラを向け、僕たちを撮影していく。
特に一人頻繁に写真を取りに来る女の子がいる。
ごすずんは仕事で忙しく朝と夜以外ほとんど家にいないが、近所の人は優しいし、クロさんは毎日のように会いに来てくれるため寂しくはない。
それ以外の時間は、日向ぼっこか塀に上り僕の家の前にある白い洋館のような家をぼーっと眺めているとあっという間に1日が終わる。
僕の毎日は変わらないこの繰り返しだ。
あとは、たまに来る赤いやつ(じいちゃんばあちゃんの家にも来ていた。)が来た時に吠えるくらいだ。
クロさんが手紙を届けてくれる人だと教えてくれ、あの赤いのに吠えてはだめだといつも言われるがどうしてもやめられない。なぜだろう。

3.僕がいつも塀の上から眺める白い家には、おばあさんが住んでいる。
僕と同じ色だからか。じいちゃんばちゃんを思い出すからか。
あの家と住んでる人には親近感が沸く。
僕が来た頃は、二人でよく庭にある家と同じ白いテラステーブルでお茶を飲んでいた記憶がある。
それを見ると縁側でよく二人でお茶を飲んでいたじいちゃんばあちゃんを思い出した。
そして、温かいような悲しいような気持ちになる。
それがある日を境に白い家のおじいさんとおばあさんを見なくなった。
そしたら、数日後、家の前に僕とクロさんが並んだような白黒の幕が張られ、その中にぞろぞろと黒い服を着た人が入っていく姿が見えた。
なんだかあの白い洋館の家には似合わない幕だった。
僕のごすずんも普段の恰好とは違うその人たちと同じような黒い服を着て列に混じっていった。

あとから、クロさんにそのときの話をしたら
「それは、葬式ってやつだ。俺がしばらく来ない間にあの爺さんが死んでしまったんじゃないか。最近元気がないと思っていたがついにか・・・。俺も昔から可愛がってもらっていたからな・・・。そうか・・・あの爺さんが・・・。」クロさんは遠くを見るような目で言った。
僕は、葬式という言葉はぴんと来なかったが、死という言葉を聞いて怖くなった。
同時に僕を育ててくれたじいちゃんばあちゃんの顔が思い浮かんだ。
二人で誰もいない白い家の庭を見た。
なんだか、いつもよりも広く寂しい庭に見えた。

それから、おばあさんを庭で見かけることがめっきりなくなった。
庭をよく見ると僕がこの家に来た時よりもなんだかすっきりと寂しい印象になった気がする。
その話をクロさんにしたら、
「爺さんそういえば、少し前から毎日庭を整理したり何かの種を蒔いたり作業してたみたいだな。」
そういうば、よく作業しながらおじいさんは、僕と目が合うと話しかけてくれていたことを思い出した。
僕も尻尾を振ってそれに答えていた。
「俺ら、動物は死ぬときに姿を隠し、死に際を見せず自分の生きた痕跡を消そうとするが、多くの人間はまったく逆で死ぬ間際になると自分の生きた証を何か残そうとするらしい。爺さんもきっと庭に爺さんが生きていたという何かの証を残したかったんじゃないか?」
僕たちの目の前の庭は、まったく何もなく白い家と同じく白いテラステーブルと二脚のイスだけが寂し気にあるばかりだった。

4.頭では、わかっていてもやはりなかなか気持ちを切り替えることができない・・・。
今朝も起きて横にあの人がいないことに自然と目から一筋の雫が流れた・・・。
一人の生活に慣れるのは、まだかかりそうだ・・・。
40年も連れ添ったのだから仕方ない・・・。
子供がいればまた違ったのかもしれない・・・。
子供とまでは言わずともせめてシロがいてくれたら・・・。
昔に比べて平均寿命が伸び、これからも伸び続けるだろうとニュースで言っていたがこれからこの一人きりの生活があと20年以上も続くと思ったら恐ろしくなった・・・。
数年前に足を悪くしてから、あまり外を出歩かなくなった・・・。
夫の遺影を見ながらまるで実際にそこにいるように話しかける。
「あなた・・・私・・・これから・・・どうすればいいのかしら・・・。」
夫が生前よく読んでいた植物図鑑をパラパラとめくる。
1ページだけ四隅を糊付けされ閉じられページがあり付箋が貼られていた。
付箋には「庭の花が満開になったら開けなさい。」と書いていた。
「どういうことかしら・・・?」

5.遠くから僕の名前を呼ぶ声がする・・・。
遠くのほうから小さく・・・でも僕にははっきりと聞こえる・・・。
聞きなれた温かく懐かしい声・・・。
僕は必死に辺りを見回す・・・。
鼻が利かない・・・。
僕はここにいるよと鳴く・・・。
僕の声だけが暗闇に響き渡る・・・。

久しぶりに夢を見た。
夢を見るのは、人間だけだと人間は思っているが、じつは僕たち犬も夢を見る。
クロさんに聞いたらクロさんも見ると言っていたけど狩りや得体のしれないものから追われ逃げている夢が多いからあまり好きではないと言っていた。
最近よく同じ夢を見る。
そして、その後はお腹が空いてるわけでもないのに「クゥ~ン」と寂しい声が出る。
この季節は、暖かくてついついうたた寝をしてしまう」。
塀にのぼり、通りの向こうの白い家を見る。
何もなく寂し気にだだっ広く見えた庭に何かの植物が生い茂っていた。
きっとおじいさんが生前一生懸命植えていた種が目を出したのだと思った。
一体どんな花が咲くのだろう。食べられるのかな?
最近、暖かくなってきたおかげかおばあさんを庭でよく見かけるようになった。
慣れない手つきで伸びすぎた茎を切っている。
しばらく見ない間に少し痩せた気がする。
ごすずんが僕のために買ってきてくれた僕の家の下に大事に埋めてある鳥の骨を分けてあげようかとさえ思った。
後ろからクロさんの声が聞こえた。

6.四季があるというのは、素晴らしいものだ。
春が訪れ、柔らかな日差しが差し込み暖かな気候となると人は自然と外に出たくなる気分にさせられる。
日照時間と自殺率には大きな因果関係があるということに納得してしまう。
庭へ出るリビングのドアを開けステップから降りた。
日光や若葉、花の匂いがした。
夫が生前綺麗に整理した庭は少し寂しい雰囲気だったが、気が付くと見慣れない観葉植物のようなものが青々と生い茂っていた。
そういえば、夫が生前何かの種を庭に蒔いていたことを思い出した。
きっと自分の生きた証を残したかったのだろうと思ったら見慣れないその植物が急に愛おしく思えた。
実や種を付けるのだろうか?
そもそも彼は植物になんて詳しかっただろうか・・・?
私もほとんど植物の知識はないが、それでもあの植物に実や花を付けることを決意した。
ぽっかりと穴が空いた空虚な心が少し和らいだ気がした。
昔読んだ小説を思い出した。

少年は広い砂漠で迷子になった。
もうだめかと思ったとき、少し先に咲く一輪の花に出会った。
花に勇気づけられ少しずつ一歩一歩進む。
進んだ先にまた花が咲いていた。
今度は仲良く咲いた二輪の花が。
少年はまた進む。
丘を越えるとそこにはたくさんの花に囲まれたオアシスがあった。

「絶望の中にあっても少しの希望があれば、きっと人は大きな希望に向かって進むことができる。」

7.いつも一匹狼の孤独を愛するクロさん。
そんなクロさんが白い小さな猫を連れ立ってきたのに驚いた。
それはまだ生まれたての小さな小さな生き物だった。
全身真っ白で青い瞳をしている。
遠くから見るとクロさんの同族というより僕の同族に見えた。
クロさんがその白い生き物を紹介してくれた。
「こいつは、近くの電柱に捨てられてたやつだ。誰も拾ってくれそうにないから俺が一人前になるまで面倒見ることにした。名前はまだない。」
クロさんがニッと笑った。
まだ名前のないその小さな生き物も弱弱しくも誇らしげに鳴いた。
自分がコンビニの前に捨てられていたときの悲しい記憶をぼんやりと思い出した。
名前のない白いやつが無性に愛しく思えた。

8.私は梅雨の雨が嫌いではない。
なんだか梅雨の雨は優しい雨な気がする。
春や秋の雨に比べると冷たくない分痛めた膝にも痛みは少ない。
今年の梅雨は早く終わりそうだ。
梅雨が終わり、夏が来ると一歳年を取る。いやでもこれからずっと一人で年齢を重ねていくことを実感させられる。
庭の植物はようやく蕾が付いてきた。
この調子なら夏には庭いっぱいに花が咲くだろう。
楽しみが増えた。
私にとってのオアシスに巡り合うのももうすぐだろうか・・・。
先の事ばかり考えても仕方がない。今は日常の小さな希望を探すことから始めよう。


9.名前のない白いやつは見るたび大きく元気になっていた。
初めてクロさんに紹介されてから2か月以上が経っていた。
なんとなくクロさんも大きくなっているのは気のせいだろうか?
二人で歩いているときっとたくさんの餌をもらえるのだろうと想像した。
この町の人は優しい。だけども、世の中には、昔の僕や名前のない白いやつみたいに生まれたての子供を平然と捨てる人間もいる。
今日もどこかで平然とそんな行為が行われているのかもしれないと思うと恐ろしく思うと同時に二回も拾われた僕はとても幸運であるのかもしれないと思った。

「クロさん、いい加減名前は決まった?」
「厳正な審査の結果・・・候補は5つまで絞れたぞ!」自信ありげにクロさんは答えた。
白いやつも誇らしげに鳴く。
博学なのも考え物だと思った。

10.「絵梨~見て!見て!」
HRが終わってすぐ、さやかが唐突にスマートフォンの画面を見せてきた。
白黒白と大きい順に綺麗に並んだ3匹の犬と猫が仲睦まじくして並んでいる姿が画面に写っていた。
「なにこれ!すごい可愛いね~。」
癒しと可愛らしさの象徴のような絵面に思わず頬が綻んだ。
「でしょ~!これ隣町の子が撮ったんだけど~その子~自分の住んでる街の動物を取ってよくUPしてる子で~。たぶん、絵梨と同じ動物好きの子なんじゃないかな~。」
私は動物が好きで、高校を卒業したら獣医の専門学校に進学しようと思っている。
何度も親に動物を飼いたいと言ったが、猫アレルギーの父と私には世話できないと頑なに反対する母に反対され、その願いは未だに叶わずにいる。
それでも、中学2年生の時に東北にある父の実家に行き、おじいちゃんおばあちゃんの飼い犬と数日一緒に過ごせたことがある。
良い思い出だ。
私の待ち受けは未だにその白い犬とのツーショットだ。
でももう会うことはできない。
震災の時にいなくなってしまったとおじいちゃんおばあちゃんは悲しげに話していた。
震災で家をなくしたおじいちゃんおばあちゃんは私たち家族と一緒に暮らしている。
たまに寂しそうに二人で今は亡き、犬の思い出を話している。
白くて可愛い犬だったな。
まるでこの犬みたいに・・・。
おじいちゃんおばあちゃんにこの画像を見せてたら喜ぶかな。
「さやか、この画像、私に送ってくれない?」

11.ある朝、庭に出ると見知らぬ小さな生き物がいた。
白い毛で被われた淡いブルーの瞳の猫。いやサイズ的に子猫か。
初夏の朝日に照らされ真っ白な毛は艶やかに光っていた。
昔夫婦で飼っていた白い猫を思わせる。
まだ小さい。子猫と呼ぶにふさわしいサイズだ。首には何も付けていない。
私の足にすり寄ってきた。
「なにかこの子に食べさせられるようなものはあったかしら?」

それから毎日のようにその子はやってきた。
そして、近所に昔からいる黒猫が迎えに来ると食べかけの餌すら置いて一緒に帰っていく。
「あの猫が親代わりなのかしら?」
その白い子猫を私は「マシロ」と名付けた。
庭の花が徐々に咲き始めた。
白い色に囲まれた淡く上品な紫が見える。
マシロを膝に乗せ、その花を眺める。
「満開になったら、あのページを開こう。マシロと一緒に。」
家の前に黒猫の姿が見えた。
先ほどまで、気持ちよさそうに寝ていたマシロが黒猫に向かって駆けていく。
その後ろ姿にまた明日来てくれることを願った。
今日は、首輪を買いに行こう。
そう思った。

12.日差しが暖かい、今日は風があって特に気持ちが良い。
塀の上から白い家を見る。
春が訪れるまで、何もなかった庭に花が徐々に咲き始めていた。
最近、白いやつがおばあさんと一緒にいるのをよく見る。
クロさんに聞いたら「マシロ」という名前に決めたそうだ。
女の子らしくてかわいい名前だと思った。
それに僕の名前に似ている。クロさんが前に言っていた長ったらしい難しい名前よりも断然いいと思う。
マシロといるときおばあさんは幸せそうだ。
僕も小さい頃、よくばあちゃんの膝の上で寝ていたことを思い出す。
マシロの首元に瞳と同じ青い首輪が見えた。

13.「なんだよ。俺にあいさつもなくいっちまうのかよ。」
「私もそろそろ潮時でね。先に行ってるわ。」
「・・・・・・・。」
「そうだ!もし、おじいさんとおばあさんどちらかが先に亡くなったら、よろしく頼むよ。」
「……任せろ。」

近所の小学生が何か紙の付いた笹を抱えて歩いていくのを見かけてた。
今日も僕の一日は変わらない。
塀に上り通りの向こうを見る。
最近、通りの向こうに見える景色に変化があった。
白一色に統一された家の周りに白い縁取りをされた紫の花が咲き乱れていた。
色を塗り忘れていた絵を彩るように。
その絵の中心では、椅子に座るおばさんとその膝に乗るマシロの姿見えた。
そういえば、最近クロさんを見かけない。

14.マシロが来てから毎日あの人のことを思い出して心にぽっかりと穴が開いたような気分を味わうことが少なくなった。
今日でまたひとつ年を取る。
危惧していた一人で迎える誕生日ということは、マシロのおかげで回避できた。
あの人が最後に残してくれた植物図鑑を開く。
傍らでマシロも見守っている。その背後には、紫の花が咲き誇っていた。
カッターを使い、四隅が軽く糊付けされたページの癒着をきれいに剝ぎ取る。
庭先を囲む紫の花と同じ花の写真が大きく載っていた。
その下の説明文を読む。
「デュランタ クマツズラ科・・・・・16世紀の植物学者・・・・・・7月18日の誕生花・・・・花言葉「あなたを見守る。」「歓迎」」
彼は自分の生きた証を残したのではなく、一人残される私を思って病に侵された体で、私の誕生花をそして一人になる私にメッセージを残してくれたのだ。
彼がいなくなってからたくさん流した涙とはおそらく違う成分の涙が頬を伝った。
マシロが心配そうに私を見上げる。
「・・・・・ありがとう。これで毎年三人で誕生日を祝えるね・・・・。」
そういえば、マシロが初めてうちに訪れたときちょうど一輪の花が咲いた日だった。
あの花はきっとマシロを歓迎していたんだ。


15.気づくとクロさんが塀の上に乗っていた。
白い家の様子を眺めていた僕の隣に並ぶ。
「ようやくお役御免だ。シロ!今日はお前に別れを告げに来た。」
「クロさん!なんだよ突然!」
「シロ!俺はな・・・元々放浪猫なのさ。ここには長く居過ぎちまった。またよその町にでも旅立つのさ。」
別れのこの感覚は、何度繰り返してもたぶん慣れることはないなと思った。

クロさんが去ってから、数日経った。
マシロとおばあさんは相変わらず仲良くやっているようだ。
最近では、マシロやあの綺麗な紫色の花を見にたくさんの人たちが庭先に訪れるようになっていた。
おばあさんも昔に比べて明るくなった気がする。
庭先に訪れる人と楽しそうに会話をしている様子と楽しそうに話し声が聞こえる。
今日も僕はそんな幸せそうな姿を塀から眺める。

ふと家の前の道を見ると二人の老人とそれぞれ違うデザインの制服を着た2人の女の子が連れ立って歩く姿が見えた。
どうやら、こちらに向かってきているようだ。
なんだか聞き覚えのある名前を呼ぶ声が聞こえる・・・・。
また夢を見ているのだろうか・・・。
身覚えのある二人が目の前に見えた・・・。
記憶にある見慣れたあの優しい笑顔・・・・。
聴き慣れた優しい声が・・・・。




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