日々の名残り~The Remains of the Days~

他人という物差し

21世紀現在も世界では形を変えて奴隷制度が存在し続けています。
地球上に生きる生物は数百万種類、一説には一億種を超えるともいわれます。
この無数の生物種の中で、根拠のない『格差』が存在するのは人間世界のみです。
そもそも、人類の歴史は自分よりも弱い立場の人間を作り虐げる事を繰り返し成立してきました。
奴隷制度の起源は古く紀元前より存在し続けているそうです。
社会は、常に弱者を求め、自らの優位性、または幸福度を満たし計るための道具として扱ってきました。
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奴隷制度にような「格差」はともかく弱い者いじめは、すべての動物における本能として存在するシステムであるそうです。
特に群れをなす動物にとっては、弱い個体、劣っている個体をひとつ作ることにより、その弱い個体が犠牲となり、その他の個体が生き残る確率を高めることができます。
そして、人間界においてのみ存在するのが階級化です。
分かりやすい説明としてジョージ・オーウェール著「1984年」より引用させて頂きます。
記憶に残らない先史時代はともかく、おそらくは新石器時代の末葉以来、この世界には三種類の人々が存在してきた。
即ち上層、中間層、下層である。
これらのグループ間の相互関係は、時代によって変化してきた。
だが、社会のこの本質的な構造は決して変わらなかった。
途轍もない変動や、取り返しのつかないと見える変化の後でさえ、このパターンは常に現れる。
それはまさに、一方的に如何に強く押されても、必ず平衡を取り戻すジャイロスコープのようだ。
この三つのグループのそれぞれの目的は、互いにまったく相成れない・・・。
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形を変え、立場が変わるのみで必ず見えない形であっても上下関係、階級化というものが存在し続けます。
このように誰もが虐げられない本当の意味での平等な社会の成立は非常に困難です。
同じように、国家や社会の構造だけでなく日常生活において、ある一定数の集団がある場合いじめは必ず起きます。
動物もイルカやチンパンジーの集団におけるいじめや同じかごに入れた虫や魚の中で虐げられる個体が生まれるのと同じように必然的に起こる自然現象のようなものです。
たまに、「うちの学校、クラスには、いじめがありません。」「うちの職場はみんな仲良し」など能天気なのか、嫌なものには目を瞑っているような発言をしている方がいます。
そのような人々がいるからこそ、いじめ、差別は深刻化します。
いじめが発生することは仕方がないことです。
予防策を張ったところで、なくなるものでもありません。
それを認め、正しく処理することが一番重要です。
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